ご無沙汰しておりました。
このところ、忙しいか体調悪いかどちらかですが 何とか生きています。(Buhay ba !)
3週間くらい前だったと思いますが、フィリピンムービーを観ました。
実は、この日本当は ナルニア を観ようとシネマコンプレックスに行ったのですが、
月曜日の振替祝日の為、モールには結構若い人がうじゃうじゃ...
ああ~うっかりしてた!
月曜日とはいえ、祝日かあ~ どうりで人が多い...
ってことは、普段から賑やかなフィリピン人...
いつもの倍以上の人たちと一緒にスクリーンを観る... となると...
ダメだー (絶対にやかましいで~)
他の映画にしよう...どうしようかな~ 空いてそうなの...
と思って、↑ポスターを観て、洋画だと思い込んでこのチケットを買いました。
だって...女性のバックがロンドンの景色だし... CareGiverっていう題名からして興味もあるし。
*Caregiver-介護士
入るとき、チケット切りのお姉さんに、
これで間違いないですか?
と念をおされましたが 何の疑問も無く、中へ進みました。
そして...
映画が始まって...
え~~~ タガログやんか~ え~~ 間違った~~~
ローカルの映画やったんか~~
*タガログ語はフィリピンの共通語です。
と ショックを受けました。 しかも フィリピンの映画って字幕もないし~
せやから、さっきあの切符切りのお姉さんが...びっくりして聞いてくれたんや。。。
ふえ~ん、、、 とりあえず観るか....
ま、たまには....
そう思って観ていました。
が、が、が、
なんと... この映画... いいですよ~
この主役の女優さん... 演技が泣かせる~~~
さすがフィリピンを代表する(?)女優さんです!
*Sharon Cuentaという方です
そりゃあ、私はタガログは本当に単語を少し知ってる程度で、会話の内容は全てわかりませんが、
大丈夫です。
ストーリーが複雑ではないのと、ところどころ入る英語の単語(タガログには英単語が混ざるので)
や英語(舞台がロンドンなので) で意味はわかりました!
あらすじを簡単に紹介しますと...
小学校教師をしている主人公サラ(Sharon Cuenta)は、仕事の合間にCareGiverの資格を取り、
パートナーの働くロンドンへ行く決意をします。 担任をしていたクラスで、ロンドンへ行ってCareGiverに
なるから今学期でサヨウナラという話をすると、一人の少女から、親戚のお姉さんがロンドンでCareGiverを
しているけど、老人の下の世話ばかりだ~って話てたよ~ と からかわれる場面も。
彼女の息子(小学校高学年?中学生?)は母親の出国を反対し、
少しごちゃごちゃしますが、ほか親戚の励ましもあり、なんとか、ロンドンへ到着。
ロンドンのフィリピン人コミュニティ(教会)などにも参加しながら、Caregiverとして
働きはじめます。 万引きをしていたフィリピン人少年との出会い。
彼は母親の再婚相手の住むロンドンへ嫌々移り住んで来ていました。
本当はフィリピンが良かったらしい。
サラはこの息子と同じくらいの年の少年を可愛がります。
教師からCareGiverへの転職は想像以上に辛い事もあり...
そして、ある日彼女は気難しい老人の担当になるのですが........
ご存知、OFW(Overseas Fhilipino Worker)ですが、彼らの困難や決意、そしてひたむきさなど...
涙...涙...
フィリピン人のドクターって、外国で働こうと思うとドクターでは無く、わざわざ看護士の資格を取り直して
働きに行くと聞いたことがありました。外国ではドクターの職よりも看護士だと受け入れてもらえ
るのだそうです。
この映画に登場する看護士の男性も本当はドクターなのですが、英国での立場は看護士。
英国人ドクターの間違いを正しても、ドクターという権限が無い為無視され、挙句の果てに看護士としてあるまじき行為だという事で解雇されてしまいます。
(この場面では観客たちから チッチッチッ...と悲観の声がもれていました。)
サラのパートナーも、当初は看護士だとサラに告げていましたが、実は院内で清掃や薬物処理の係を
していました。 なんとも..はや。 (フィリピンでは看護士だったのかな)
彼はそのうちアルコール漬けになってしまい、生活が荒れていきます。
そして、時にはサラ自身もフィリピン人女性という事で差別や侮辱を受けたりしますが...
と、まあこんな感じです。
トレイラーはこちら → CareGiver Trailer
良い映画と出会えてよかったな~ と思いました。
観客も静かに映画の行く末を見守っていたと思います。(普通の映画だとちょっとやかましい人もいます)
また、フィリピン映画... 観てみよ~~~っと。